届いた葉書

今日、1枚の葉書を受け取った。
喪中欠礼の葉書は、学生時代にお世話になった
10ほど年上のお姉さんからで
一緒に暮らしていたというパートナーのご不幸のこと。
ニュースとか見ていると
なんでこんないい子が、って人がひどい目にあって
で、こんな言い方しちゃいけないんだけど
結構やなヤツが、幸せそうに暮らしてるという事実もあって
そういうのって、本当にやりきれない。
「いい人」とか「やなヤツ」とかっていうのはあくまでも主観なので
誰にでもいいところはあるんだよとか
人が思っているほどあの人は不幸じゃなかったんだよとか
そりゃそうかもしれないけど、
そのお姉さんにしても、そんなにひとりで背負い込まなくてもいいじゃない
ってくらい、いろいろひとりで抱え込んでるような人だったから
同居を始めた頃の楽しそうな声を思い出すと胸が痛む。
私が毎日抱えてるイライラとかむかむかとかは本当に取るに足らないことで
いや、自分だっていつどういう境遇になるかわからないわけで
そんな人様のことああだこうだと言うなんて
全くもっておこがましい限りなんだけど。
どうにもやりきれないことがある、それが世の中だよと知ることもまた
歳を重ねて得るもののひとつなのかもしれないと思った。